耐震等級1は危険??《大阪北部地震》を経験して耐震強度について思うこと。
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先日の大阪北部地震にあってしまった我が家。
地震発生から数日間は余震に怯えておりましたが
大きな余震も徐々に減り、日常を取り戻しつつあります。
大阪北部地震の記事はコチラです。
地震への備えについてお話します!
地震への備え
地震は突然に起こります。家にいるとき、通勤途中、職場、etc...
今回はたまたま我が家にいるときに地震が起こりました。
我が家はたまたま気に入った工務店が耐震強度3を標準で採用していた為、
耐震3の家です。
地震が起こったとき、心のどこかで家の強度に対する信頼がありました。
耐震
耐震とは、いつかくるであろう大地震への備えです。
日本では現在活断層の数は判明しているだけでも2000ヶ所以上も存在しています。
気象庁は国内でおおきな地震が起きない場所はないと発表しています。
今後、日本で家を建てるなら地震対策は必須です。
熊本の地震で新築の家が倒壊しているのを見て耐震性能が何より大切!と思っていたはずなのに
いつの間にかその気持ちも忘れ、ハイスペックな家を建てることだけに目を向けていました。
建物構造の耐震性を表すものが耐震等級です。
阪神淡路大震災後の2000年に耐震基準が見直されました。
耐震等級1
数十年に1度あるかないかの地震(震度5~6程度)に対しても損傷がない、
100年に一度あるか無いか(震度7程度)の地震に耐えられるものとされています。
耐震等級1とは建築基準法で定められている基準と同程度の建物です。
建築基準法で定められている為、現在の新築住宅は全て耐震等級1をクリアしていることになります。
建売住宅は殆ど耐震等級1といわれています。
(飯田産業など、耐震等級3を建てられている会社もあります。)
耐震等級2
病院や学校等は耐震等級2と言われています。
耐震等級3
消防署や警察署等の防災の拠点となる建物が耐震等級3と言われています。
耐震等級は高いほが良い?
耐震等級1の建物は、今回の大阪北部地震のような震度5、6程度の地震では倒れません。
建物が損傷し、建て直し・修繕などが必要になるぐらい壊れてしまうレベルの耐震性を想定しています。
では耐震等級2では?
長期優良住宅の認定は耐震等級2以上であることが必須とされています。
耐震等級2をクリアしていれば、地震に対する抵抗力を考えて構造計算されていて
壁の強さだけでなく、床や屋根の強さも検討されて建てられています。
(耐震1は壁の強さだけが基準です。)
では耐震等級3が何故良いのかというと
地震に耐えられる基準が1.25倍から1.5倍になるという点と
地震保険が半額になるという点が大きいです。
数字で見て明らかなように耐震等級3の建物を建てているとそれだけで安心です。
先ほども書きましたが耐震等級1と2では壁の強さに加えて、床や屋根強さが違います。
耐震等級2と3では壁の厚さを3のほうが分厚くしただけの違いです。
つまり、
耐震1と2では強度の差が明らかで、
耐震2と3では強度はそれほどかわらない。
ということです!!
2000年以降に見直された耐震基準の新築の家が倒壊したという驚きの現実があります。
地震大国といわれる日本で家を建てるなら
耐震等級2以上の建物を建てることが必須に思います。
今回の大阪北部地震もそうですが
大きな地震を経験したことがない地域で起こりました。
日本中、熊本地震のような震度7の地震が立て続けに2度起こる事態もなきにしもあらずで、
新築の耐震基準をクリアした住宅でも全壊する可能性があるのです!!
まとめ
今回の大阪北部地震を経験して改めて耐震強度の重要性を再認識しました。
また、揺れが強かった地域の知人の話を聞いていると
2階、3階のほうが揺れが強かったそう。食器棚の食器は全て割れ、家具が倒れたそう。
そして高層マンションの上の階はとんでもなく揺れ、
さらにはエレベーターも動かず、階段で20階まで上り降りをしたという話を聞きます。
今後起こりうる大きな地震に備えて
耐震強度を見直すことと、防災グッズを備えておくことが重要だと思います!
我が家ではミネラルウォ-タ-24リットル・お米15キロをストックしています。
家も食料も備えておけば少しは安心です。
地震保険も入っておくにこしたことはないですが
現在、保険会社に連絡を入れた段階の為
今回の被害に対して保険が適用されるのかは現段階ではわかりません。
保険に関しての記事はまた書きたいと思います。
なによりこれ以上大きな余震が続かないことを祈るばかりです。